仲摩邦彦建築設計事務所
 Nakama Kunihiko Architects

WORKS

Proshop ETOH

 
 

街道沿いの店舗+住宅です。
 
隣り合う敷地に建つ店舗と住宅が互いに関連し合いながら出来上がっていて、まるで一体の複合的な建築のようになっています。

全体のイメージ

街道沿いの店舗+住宅です。
隣り合う敷地に建つ店舗と住宅が互いに関連し合いながら出来上がっていて、まるで一体の複合的な建築のようになっています。
 

大通り沿い

大通り側は、車の音や西日から店舗の中を守るために、ほとんど開口部が無いつくりになっています。
そしてまた、この開口部のほとんど無い店舗が、奥にある住宅の廻りに落ち着いた環境をつくり出す塀の役割もしています。
 

メインエントランス

大通り側はあえて閉じた感じにして、角を一本曲がった場所に、駐車場となる広いスペースを設け、そちら側をメインエントランスとしています。
 

2つで1つの家

隣り合う2つの建物は、それぞれが独立した1つの建物です。
しかし、外壁や軒の高さを揃えるなど一体のものとして計画することによって、1つの複合的な建築のようになっています。
 

店舗と住宅

お店には、大通り側と駐車スペース側の前後2箇所に入口があります。
その2箇所の入口を木の壁が一直線に貫いています。
住宅のハネ出した部分の軒下は、お店へのアプローチ路になっています。
 

店舗内

アプローチを木の壁に沿って進むと、自然にお店の中に入ります。
店内は商品でいっぱいですが、天井を高くすることで、上に向かって広がりをつくり出しています。
 

ハイサイド窓

多くの商品を並べるため、窓は高い位置に設置してあります。
構造体をそのまま表した木の天井をつたって、光が降ってきます。
 

開放的な住空間

外から見ると、住宅の生活感を感じさせず、まるで建物全体が店舗であるかのように感じさせます。
しかし中に入ると、庭を取り込んだ開放的な住空間が広がっています。
 

リビング・ダイニング・テラス

周囲からの視線を遮り、家の中にいるのと同じぐらい安心して過ごすことが出来るような屋外空間になっています。
 

大開口

カーテン等を使わなくても、周囲の視線からは完全に守られていますが、光や風は十分に入ってきます。
 

住宅から店舗へ

外観に見える木の壁の裏側は、住宅の個室前のテラスになっています。
住宅の生活感が店舗側から見えないようになっているのですが、個室前のちょっとした縁側空間として使えるようにもなっています。
また、外に出なくても、この空間を行けば、直接店舗へ通勤することが出来るようになっています。
 

中庭

店舗と住宅は完全に別々の建物になっていますが、その間の余白部分にもウッドデッキを張り、一体の建物の中庭のようにして使えるようになっています。
周囲は格子で囲われていて、外部から直接アプローチすることは出来ないようになっているため、秘密の中庭という感じになっています。
 

格子の縁側空間

門扉を抜けるとすぐに住宅の玄関になるのですが、それ以外にも、ウッドデッキのテラスを通って、家族の個室や店舗へも直接アプローチ出来るようになっています。
ペットは、門扉脇の足洗い場を使った後、好きな場所へと進んで行きます。
 

住宅の玄関

効率的に使えるように、玄関から収納・洗面室・納戸等が一直線に並んでいます。
これを動線の軸にして、各個室や車庫、2階への階段などが配置されています。
床・家具・ベンチ・手摺などは全て、同種の材で統一されています。
 

天井の高いリビング・ダイニング

2階に上がると、天井の高い、広々とした明るい空間が広がります。
 

間仕切り可能な一室空間

リビングは和室や屋外テラスと一体になって、1つの大きな空間になっています。
そしてまた、可動間仕切によって、それぞれ別々の空間として使う事も出来ます。
 

自分だけの空

リビングとテラスの周囲は壁で囲まれていて、外からの視線は完全に遮られているため、安心して窓を全開にして暮らすことが出来ます。
テラスの上には、自分だけの空が切り取られています。
 

テラスの格子

リビング前のテラスは、視線を遮るために壁で囲われているのですが、南側だけは、光や風を透す格子になっています。
格子はリビングから見て斜めの位置に設置されているため、カーテン無しでも、外から室内は全く見えません。
 

テラスと一体の空間

リビング・ダイニング・キッチン・テラスのすべてが、大きな屋根と全体を囲う壁によって、1つになっています。
 

間接照明

周囲が暗くなると、間接照明によって、天井全体が明るくなります。
 

テラスの夜景

テラスにある格子の部分は、窓の位置とズラしてあります。
そのため夜になっても、周囲からの視線を気にすることなく、窓を全開にしてすごすこともできます。
 

段差無しで連続する屋外と屋内

屋内の床と段差無しで連続するテラスの床と、それを取り巻く壁が、部屋を外へと広げます。
 

壁に守られた住空間

周囲を壁で囲われているため、夜になっても、室内と一体になった屋外空間を安心して楽しむことが出来ます。
 

外観夜景

周囲が暗くなると、格子等からの光で、建物全体が柔らかく照らし出され、浮かび上がります。
 

格子からの光

周囲が暗くなると、軒下の照明が木の壁を照らします。
格子を透した光が気配を感じさせますが、中の様子をうかがうことはできません。