仲摩邦彦建築設計事務所
 Nakama Kunihiko Architects

WORKS

A-House

 
 

様々にレベルを変えながら 一繋がりに連続する空間。
全体をぐるりと巡る中で 様々な風景が展開する、
起伏のある住宅です。

周辺環境

畑や住宅が広がる平坦な地域。
 

周辺環境との繋がりを抑制

周囲を囲い、平坦な周辺環境との繋がりを抑制して、あえて家の中に起伏をつくり出しました。
 

内部空間があらわれた外観

内部は様々にレベルを変えつつ、全体を巡ることが出来るようになっています。
そうした独特な内部のつくりが外観にもあらわれています。
 

敷地全体を巡るような構成

入り口はあえて道路から遠い一番奥に設置されています。
そこから囲われた敷地全体をぐるりと巡るように、内部空間が展開していきます。
 

長いアプローチ

玄関までの長いアプローチは、外部と内部を繋ぐ空間として、どちらとも異なる雰囲気になっています。
 

屋内からまた屋外へ

玄関ドアを開けると、そこにはまた屋外の空間が広がっています。
屋内と屋外の空間が、パッチワークのように交互に連続してあらわれます。
 

廊下の飾り棚

主要な動線となる廊下には、壁の窪みを利用した飾り棚があります。
飾り棚には間接照明が設置されていて、それ自体が廊下の照明にもなります。
 

ダイニングキッチンからテラスへ

廊下の先にある半階分上がった位置にあるダイニング・キッチンは、その先のテラスに向かって開かれています。
テラスの壁によってプライバシーを保ちながら、周囲の緑を取り込んでいます。
 

テラスから中庭へ

ダイニング・キッチン前のテラスからは、中庭へ直接出ることができます。
少しずつレベルを変えながら、全ての空間が連続しています。
 

緑に囲まれたダイニングキッチン

ダイニング・キッチンの周りはガラスに囲われていて、周囲の緑を借景として取り入れています。
 

中庭の大階段

1階個室と床の段差無しでつながっている中庭は、大階段を通って直接ダイニング・キッチンへと繋がっています。
様々な空間が少しずつレベルを変えながら繋がっています。
 

中庭の緑

床に様々な段差を設けることと、周囲に壁を巡らすことによってプライバシーを守りながら、隣地の緑を切り取り、借景しています。
 

ダイニングとキッチン

テーブルはキッチンと一体で作られていて、ダイニングとキッチンを結びつけています。
キッチンの奥にはパントリーが設けられていて、表に出さずに収納量を確保しています。
 

ダイニングとリビング

ダイニングとリビングとは大階段によって結びつけられています。
少しずつ高さを変えながら、様々な空間が連続して現れます。
 

リビングからの眺め

リビングに出ると、ダイニングやその先にあるテラスと、その上に浮かぶように設置されている個室とが同時に見渡すことができます。
 

視線を受け止める石の壁

大階段の先には石張りの壁が立ち、視線を受け止めます。
石張りの壁の裏側は大きな収納になっています。
 

2つのテラスに挟まれたリビング

リビングは2つのテラスに挟まれています。
大階段を上がり、石張りの壁の前に立つと、左右両方に別々のテラスの景色が広がります。
 

書斎スペース

リビングを挟むテラスに面して、書斎スペースがあります。
リビングの雰囲気とは異なり、黒を基調とした仕上げになっています。
 

青い壁の子供室

リビングから鉄骨造の階段を上がると、2つの子供部屋と寝室があります。
子供部屋の1つは鮮やかな青い壁となっています。
 

黄色い壁の子供室

2つの子供室のうち、1つは青い壁、もう1つは黄色い壁になっています。
少しずつレベルを変えながら繋がる空間を移動していくと、様々な景色が現れていくようになっています。
 

静かな雰囲気の寝室

動線の一番奥にあたる寝室は、落ち着いた雰囲気の仕上げになっています。
壁を掘り込んだニッチは、ベッドサイドの小物を置くスペースになっています。
 

寝室の設備

寝室には中庭に面した大きな窓があり、周囲の景色を切り取って室内に取り込んでいます。
壁の裏側はウォークインクローゼットになっていて、簡単な洗面設備も備えています。